文字コードは、アルファベットや漢字のように目で見て理解するための「図形文字コード」と、画面には表示されませんが、いろいろな働きをするための目印となる「制御コード(コントロールコード)」があります。コントロールコードでおなじみのものは改行コードやTABなどがありますが、ほかにもいろいろあって、JISや国際規格では30種類ほどのコードが定められています。
一般に電子メールで送られるテキストには、改行とTAB、(それにJIS漢字の場合はESC)以外のものは含まれませんが、何かの拍子にキーボードで特殊なキーの組み合わせを押してしまい、メッセージにコントロールコードが混じってしまうことがあります。このような場合、コントロールコードは画面に表示されないものが多いため、気が付かずにそのままメールを送信して文字化けを起こすことがあります。
また、JISコードのESCが抜け落ちてしまうように、メールが運ばれる途中で、おかしなコードが混じってしまうという可能性もあります。こうしたコードが混じっていると、メールソフトやブラウザはそこから先の部分の漢字コードを正しく表示できなくなることがあるのです。
コントロールコードの部分は、ブラウザ上では一般に
のような文字として表示されます。